京都の夏の風物詩の一つ『祇園祭り』が始まっています。
前回のブログであったように会社の玄関には祇園祭りの山鉾が飾られています。
他県からも祭り目当てにたくさんの方が京都に来られます。このブログを見て下さっている方の中にも予定されている方がいるのではないでしょうか?
ニュースや新聞にも取り上げられていますが、今年の祇園祭りは例年にない見どころがありますので少し紹介しておきます。
1つは山鉾巡行が2日間に分けて行われます。今までは17日だけだったのですが、今年は17日が『前祭(さきまつり)』、24日が『後祭(あとまつり)』となり、山鉾も2つの組に分かれて巡行するそうです。『後祭』の開催は実に49年ぶりとのこと。
これにより宵山も2回あるようですが、21~23日は露店もなく、歩行者天国の予定もないようです。歴史的な復活ですが、一度に全ての山鉾が見れなくなるのでその点は観光客からすれば残念ですね。
そしてこの『後祭』に禁門の変で焼失していた「大船鉾」が復活します。
こちらはなんと150年ぶり。見たい方は間違って「前祭」に行かないようにご注意を。
祇園祭は歴史がありすぎてか「?」な部分が多いです。
「ほんまかいな」というような内容もあるので紹介。
長刀鉾に乗る稚児に決まると、舞や作法の稽古の日々となり、生活はいろいろと制約されるそうです。
・女性への接触はできなくなる。
たとえ母親であろうと駄目なので、任務を果たすまでの期間はお母さんが作ったご飯も食べてはいけないそうです。身の周りの世話は全て男性です。お父さん大忙しです。
・地面に足を付けてはいけない。
外出時は籠のようなものに乗るのか?お父さんがおんぶするのか?良くわかりませんが、普通に歩けません。小学校も当然公休です。
・1千万円以上の出費がかかる。
お金貰ってもえーくらいの生活やと思いますが、払わなくてはなりません。なので金持ちの子息しか稚児にはなれません。
・きゅうりを食べてはいけない。
歴史が深く関わっているようですが、今の時代そこまでしなくても...と思います。
稚児が本当にそこまでやっているかはわかりません。
(僕ならしません。きゅうりを食べてはいけないくらいは守れそうです。)
メインイベントとなる14~17日の宵山、山鉾巡行はあいにく平日です。
露店はないようですが、人ごみを避けるなら「後祭」に行くのが良いかも。
山鉾巡行はそれぞれでコースが異なるようなので注意が必要です。